前回からの続きです。
さて、モデルでもない一般の人に被写体をお願いし、相手も気持ちの準備が整ったとします。
恥ずかしながらも頑張ってくれるという人もいれば、素人だけど写真に撮られるのは大好き、
という感じで人それぞれいるかと思います。
こちらの撮りたいイメージを伝え、いざ本番です。
が、・・・やはりポーズが出てきません。
という時のために!
僕が素人の方やモデルになりたての新人さんによくやっているのはストーリーを与えることです。
撮りたい大枠のテーマはもちろんありますが、さらに細かく役を付けます。
・待ち合わせで相手を待っている
・相手がなかなか来なく心配している
・遠くから相手が走ってやってきた
・待っている後方から相手に呼ばれた
など、段階を付けて少しづつストーリーを進めていきます。
大前提に被写体さんは心の準備が少しはできているはずなので、ストーリーに自分なりに合わせて動こうとしてくれているはずです。
勘のいい人は自ら身振り手振りや表情を変え動いてくれます。
例えば、素人の人だとどう写っていいのか分からないので、目線もずっとカメラを見たままになりがちです。
撮り手としてはカメラ目線ばかりではなく、目線を外して違うところを見ているカットも撮りたくなるはずです。
上記のようなストーリーをつけると、自動的に目線を外してくれるわけです。
これがストーリーの有効性ですね!
また途中でカメラ目線が欲しくなったときは、そのまま素直に「カメラを見て!」と伝えればいいだけです。
ここからだんだん自然とポーズになっていくのです。
この方法は結構使えます。
そしてその中でも、僕が最も気をつけていることがあるのですがそれはまた今度。
(注)この作品は素人ではなくモデルさんを撮ったものです。
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